担い手はドイツの英雄叙事詩「ニーベルンゲンの歌」の主人公、『ジークフリート』。
時代や文献によって名前を変えて登場するのが特徴的な、稀代の魔剣である。 |
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主神オーディンがこの剣を木の幹に刺し、ジークフリートの父であるシグムントがそれを引き抜いた所から、魔剣の物語は始まる。魔剣や聖剣の類は使用者に栄光と破滅を与えるが、バルムンクもまたその例に漏れなかった。シグムントに光と闇を与え、やがてその息子であるジークフリートの手へと継承される。 |
その際、この剣は一度オーディンによって破壊されてしまうが、ジークフリートの時代にまた蘇ったため、「不死身」の象徴としても扱われた。
魔剣はジークフリートにも試練と栄華の道を歩ませるが、最期には彼の愛した女性の手によってジークフリートはその生涯に幕を下ろした。
また、この魔剣は「竜殺し」の称号すら持っており、ドラゴンスレイヤーとしても名高い。
怒れる者≠フ語源を持ち、数々の伝説を残したこの剣は、「魔剣」のカテゴリーの中では最強の位置に君臨する覇者の剣である。
なお、現在この剣は優れたアナザー・ワンを輩出する名門、御剣家の宝剣として伝えられている。 |