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 『  伝説の剣  』 


 ● バルムンク
担い手はドイツの英雄叙事詩「ニーベルンゲンの歌」の主人公、『ジークフリート』。
時代や文献によって名前を変えて登場するのが特徴的な、稀代の魔剣である。

主神オーディンがこの剣を木の幹に刺し、ジークフリートの父であるシグムントがそれを引き抜いた所から、魔剣の物語は始まる。魔剣や聖剣の類は使用者に栄光と破滅を与えるが、バルムンクもまたその例に漏れなかった。シグムントに光と闇を与え、やがてその息子であるジークフリートの手へと継承される。
その際、この剣は一度オーディンによって破壊されてしまうが、ジークフリートの時代にまた蘇ったため、「不死身」の象徴としても扱われた。
魔剣はジークフリートにも試練と栄華の道を歩ませるが、最期には彼の愛した女性の手によってジークフリートはその生涯に幕を下ろした。
また、この魔剣は「竜殺し」の称号すら持っており、ドラゴンスレイヤーとしても名高い。
怒れる者≠フ語源を持ち、数々の伝説を残したこの剣は、「魔剣」のカテゴリーの中では最強の位置に君臨する覇者の剣である。
なお、現在この剣は優れたアナザー・ワンを輩出する名門、御剣家の宝剣として伝えられている。

 ● 青龍偃月刀(せいりゅうえんげつとう)
担い手は軍神として知られる三国志の大英雄、『関羽雲長』。
冷艶鋸(れいえんきょ)とも呼ばれる、その身に龍を宿した中国の伝説の武器である。

三国志では数々の猛将や名将が登場するが、中でも関羽は別格の存在といえるだろう。美髯公とも呼ばれた彼は大陸では神格化され、人々に祀られているほどなのだから。関羽は戦場では戦の神・軍神と謳われ、義兄弟の誓いを立てた劉備玄徳、張飛翼徳と共に戦陣を駆け抜けた。その際に振るわれた豪剣が、この青龍偃月刀である。
鍛冶匠達が関羽の大刀を鍛えていた時、天空に一閃の光芒が走り、天海の青龍を貫いた。
その青龍の血が刀にしたたり、冷ややかな蒼さを放つ青龍偃月刀が出来上がったという伝説が残っている。
関羽が青龍の名と共にその剣を振るうと、まるで龍が通り過ぎたかのような地割れが起きたとも言われている。
なお、関羽の持っていた青龍偃月刀はこのような双刃の剣では無かったとされ、MUS内でも物議を醸しているが、現在のこの剣の担い手はまったく気にしていないらしい。

 ● 備前長船長光(びぜんおさふねながみつ)
担い手は日本史、宮本武蔵の好敵手と伝えられる大剣豪、『佐々木小次郎』。
別名「物干竿」とも呼ばれた、通常の刀とは比べものにならないほどの長刀である。

彼の代名詞とも呼べるかの有名な必殺剣・「燕返し」は、この長剣を苦もなく扱って繰り出された。飛ぶ燕を斬り落とすほどの高速の切り返しだったと称されるその絶技で、佐々木小次郎は他の武芸者を震え上がらせたという。佐々木小次郎と燕返し。本人の名とその技名はあまりにも有名だが、実は小次郎の生い立ちや歩んできた道などは不明な部分が多い。
生年や出身地、師事した人物に至るまで、資料や書物によって様々な食い違いがあるのだ。
最大の好敵手である宮本武蔵との決戦も、年代の解釈によっては実現しなかったとさえ言われている。
その名を轟かせながらも、まるで朧のように揺らめく、稀代の天才剣士・佐々木小次郎。
彼の名刀は、現在はこの国のとある少女の捧剣として、その燕の軌跡を放つ日を待っている。

 ● カラドボルグ
担い手はケルト神話、アルスターの勇士『フェルグス・マクローイ』。
「硬い稲妻」の異名を持つ、北欧の魔剣である。

魔剣の使い手であったフェルグスを語る上で欠かせないのが、とある戦争とその好敵手である。
「クーリーの牛争い」という戦争において、フェルグスは己の祖国であるアルスターに攻め込まねばならなかった。
そして、アルスターにはフェルグスの幼少からの知り合いで、最強の守り手が居た。
「クランの猛犬」、ク・ホリン。フェルグスの伝承を語る上で、ケルトの大英雄である彼の名前は外せないだろう。
フェルグスとク・ホリンは互いに敵同士の立場であったが、旧知の仲でお互いを認め合ってもいたため、無益に血は流さなかった。
しかし、フェルグスはク・ホリンを救ったことで汚名を着せられ、そのまま表舞台から消えていった悲劇の英雄でもある。
また、カラドボルグはどのようにしてフェルグスの手に渡り、どのように活躍したかなどの記述がほとんど残っていない。
「振るわれなかった」魔剣として伝わったこの剣も、担い手と同様に悲劇の剣と言えるかもしれない。
現在この剣は、この国の三大財閥のひとつである環家が所有している。

※画像の剣は実際のカラドボルグとは異なる



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