『  第一回人気投票結果発表  』 



キャラクター人気投票結果発表!
あなたのヴィクトリアは誰!?選手権!!
(ヴィクトリアとは、アナザー・ワンのメイドの頂点に与えられる称号を意味します)

異様な盛り上がりを見せた今回の人気投票。
投票総数なんと
6325票!!

投票してくださった皆様、誠にありがとうございました!

1位キャラのショートシナリオは下にあります


順位一覧
順位
エントリーキャラ キャラ別コメント抜粋
1
行葉 棗
(ゆくは なつめ)

2279票
・これは反則すぎだー!めちゃご奉仕してもらいたいです(*´д`) (秘密,秘密)
・やっぱりドジっ娘メイドは世界で一番愛されますw(男,20代)
・和服カスタムが似合ってるってとこがまたねぇ…(男,20代)
・OPの剣もってプルプルしてんのがたまらん!(男,20代)
・食べちゃいたい♪(女,秘密)
・朝フェラ最高(男,20代)
・メイドのミヤゲは脱衣投げですかね(秘密,秘密)
・( ・д・)ナチュメ…(男,20代)
・刀+和服メイド+ドジっ子の好み三コンボにノックアウト!(男,秘密)
・袴にニーソなどとっ…。なんたるっ…、なんたるっ……!(秘密,秘密)
・サンプルA・・・ああ「お気に入り」さ。お前さんが。その声が。(男,秘密)
・この中にロリコン、巨乳好き、ドジっ娘属性がいたら、あたしのところに来なさい。以上。(女,10代)
・ニーソの桜に萌えたw そして足袋仕様なのに2度萌えた♪(秘密,秘密)
2
環 零那
(たまき れな)

2218票
・デモのマシンガン掃射に惚れた。いつの時代もロボは浪漫なのです。(男,20代)
・サンプルボイスの「声が…抑えられない」というのを聞き、「機械の体で感じているぅう」と絶叫してしまいましたよ(男,20代)
・美少女メイドロボはロマンです。(男,20代)
・引かぬ、媚びぬ、省みぬ、な所に萌え(秘密,秘密)
・バストF91…ロボでF91っていったら投票するしかないじゃないか!?(男,20代)
・もう最高のロボットだ…。もう零那以外のロボを愛せない!(秘密,秘密)
・萌え・燃え・声 とすばらしい(男,20代)
・スカートを自分からまくり上げるヤラシイ子だったりするのか!?そんな零那に萌え!(秘密,秘密)
・メカ、メイド、巨乳…無口、そして縞々パンツ…!これは零那しかないでしょ、皆さん!?(男,20代)
・分かっているか?お気に入りのパンツだぞ?縞々だぞ?可愛いじゃないかね…!(秘密,秘密)
・カラドボルグの銃モード良すぎる!(男,20代)
・サンプルボイスを聞いて決めましたw(秘密,秘密)
・生まれた時から好きでした。(男,10代)
3
愛染 理緒
(あいぜん りお)

919票
・おねーさんにいぢめられたい年頃です(男,20代)
・教師でメイドって、なんてコンボなんだ。(秘密,秘密)
・スリットが私を狂わせる〜〜(男,20代)
・いい女、最高だね…( ´_ゝ`)y-~~(男,20代)
・(*´Д`)O彡゜ おっぱい!おっぱい! (秘密,秘密)
・刀カックイー!足キレイ!!(男,10代)
・ページ開設直後からもう惚れてました(男,20代)
・二刀使い(変な意味ではなく)でもあるというのがいい(男,20代)
・スリットから覗く下半身が・・・チャイナドレスは無敵なんだー!!(男,秘密)
・メイドのミヤゲぇええええ!!!!光になぁれええええ!!!!!(秘密,秘密)
・お姉様の輝く瞳を見ているとメロメロになってしまう。(秘密,秘密)
4
御剣 咲耶
(みつるぎ さくや)

909票
・中の人萌えです。しかもキャラ設定もイイ!!(男,20代)
・ツンデレメイド最高です!!(秘密,秘密)
・剣を構えた姿に惚れた!(秘密,秘密)
・オーソドックスがイチバンっす。 バルンムンク萌え(男,20代)
・ロングストレートの髪と、かわいい声に一票(男,20代)
・エロ可愛い!。ビバ・ツンデレメイド!!!。パイズリされて〜(男,20代)
・震えるぞハート!萌え尽きるほどヒーート!!(男,10代)
・大剣を振るい舞うツインテールこそ高貴。(男,10代)
・エロ可愛い!。是非、僕のメイドになってくれ〜〜〜!!!(男,20代)
・かわしまりの+ツンデレ+メイド=どう見ても即買いです。本当にあり(ry(男,20代)
・投票数の差なんてのは飾りです!エロい人にはそれが分からんのです!(男,20代)
総評
開始直後は、咲耶がそこそこ票数を集めていましたがすぐに3位転落。早い内から棗と零那のデッドヒートが繰り広げられていました。

理緒が最下位を独走している最中、Web担当スタッフがノリで順位によってキャラクターの表情を変化させ始めたところで、順位一変。参加者の皆さんもノって下さって、あれよあれよという間に理緒の票数が急上昇。
棗VS零那、咲耶VS理緒の激しいデッドヒートが締め切り直前まで繰り広げられていました。

そして結果はご覧の通りです。咲耶はメインヒロインのハズですが・・・コレはコレで面白いのでアリです(笑)!!

投票してくださった皆様、誠にありがとうございました!

それでは、1位になった棗のショートシナリオをご覧ください。



 ただいまー。


 いまだ慣れない、屋敷の大きな玄関をくぐる。


 帰ったか、マスター。今日も勉学に励み疲れただろう、鞄を持とう。
 ははは、それほど励んだワケでもないけど。みんなはもう帰ってきた?
 咲耶と理緒は少し前に学園から帰宅し、いま着替えている。棗はまだだ。
 へえ、珍しいな? いつも棗は早いのに………あ。


 噂をすれば、制服姿の女の子がとてとてと屋敷の庭園を駆けてきた。


 棗だ。いま帰ってきたんだな。
 ……手に何を持ってるんだ? それに、あんなに急げば……あ、こけた。


 どべっ、と棗ちゃんが勢いよく転ぶ。
 でもすぐに鞄と“それ”を拾うと、大急ぎで玄関まで走ってくる。


 はあ、はあ…。お、遅れて申し訳ありませんご主人さま! ご主人さまより早く家に着こうと思っていたのですけど……。
 ああ、別に構わないよ。それより棗、それ……なに?


 俺は彼女が持っている長いものを指差した。


 あ、はいっ。「笹竹」です。
 ……食うのか?
 たっ、食べませんよ!? その……今日は七月七日ですから……。
 あ、そうか。七夕だな。
 七夕?
 この国の行事の一つだよ。後で説明してやるから、とりあえず上がろう。
 はい。わたしもすぐに着替えます。

 御剣と理緒先生に零那への七夕の説明を任せて、エントランスホールに降りる。
 そこには、メイド服に着替えた棗ちゃんが笹竹を手入れしていた。

 棗。その竹、商店街で買ってきたのかい?
 あ、ご主人さま。はいそうです、ちょっと奮発して良いものを買ってきちゃいました……えへへ。
 へえ、そうなんだ。
 あ……でも、ご主人さまには何も言っていませんでしたから、勝手なことをしましたでしょうか?
 そんな事はないぞ。こういう行事を古臭いって言う奴もいるけど、俺は好きだし。
 この屋敷のみんなでそういうイベントを楽しめるのも嬉しいしな。ありがとう、棗。
 は……はいっ、ご主人さま。わたし、その……え、ええと……あの、う、嬉しいですっ。……あわぁっ?


 バサバサバサーーッ。


 んわわわ! た、倒しちゃいました! すみません、すぐ拾いますから…っ!


 倒れた笹竹を棗ちゃんが慌てて拾う。


 ははは……相変わらず焦るとドジするな、棗は。
 すす、すみませんご主人さま。ふ、普段はこんなハズじゃないんですけど……。
 (普段から大体こんなもんだと思うけど……)
 そ、それではご主人さま。この竹を手ごろな長さに斬りますので、少し離れていてください。


 そう言うと棗ちゃんは背中の大剣───備前長船長光に手を掛ける。


 お。棗の華麗な太刀筋が見れるのか。
 そ、そんな大したものでは無いですけど。あはは…。

 照れ笑いしていた棗ちゃんも、己の捧剣を握ると表情が引き締まる。
 刀を構えた時の棗ちゃんは、いつもの彼女とは別人のような凛々しさがあるのだ。

 ふっ───。


 シュカッ、と笹竹が断たれる。


 ……相変わらず見事だなぁ。かの剣豪、佐々木小次郎も舌を巻くと思うよ。
 そ、そんなことないですよ。わたしより、御剣先輩や零那さんのほうがずっとお強いですし…。
 いや、棗の太刀はみんなの中でも一番雅やかに見えるよ。俺は好きだなー。
 そ、そうですか? ……ご主人さまにそんな風に言って頂けるなんて、う、嬉しいです……。あはっ…。

 棗ちゃんは照れ隠しなのか、ぶんぶん剣を振るった。
シュカシュカシュカーン。

 ……いや、棗。竹斬りすぎだから。立てられなくなるぞ。
 はわぁッ!? すっ、すみませんご主人さま…!


 夕食後、俺たちは屋敷の談話室でくつろいでいた。


 それじゃ、俺と棗は外に竹を飾ってくるな。
 皆さんも、短冊を書いたらいらして下さいね。
 うん、分かったわ。良い場所に飾ってきてね。
 ……なるほど、この短冊に願いごとを書き、そしてそれを竹に結ぶのだな。
 そうよー。それじゃ私はどうしようかなー……とりあえず、「もう少しギャンブルで勝てますように 理緒」……と。
 もう少し、という所がいじらしいな…。では私は、「ショルダーキャノンが欲しい 零那」。
 いや、クリスマスじゃ無いんだから……まあいいか。
 で、咲耶は何て書いたの?
 あっ、見ちゃだめっ!


 「もし次の人気投票があるなら、もうちょっと投票数が増えますように 咲耶」


 …………(ホロリ)。
 ……元気出せ、咲耶。
 くっ……これでもメイン張ってるのに、この屈辱……! 情報操作したわねメイビーソフトーーッ!


 ※してません


 よっと…。この辺りに立てておけばいいかな。
 そうですね。……あっ、見てくださいご主人さま、空……!
 ん? おお、今日はずいぶん星がよく見えるなー。満天の星空ってやつか。
 はい、綺麗ですね…。きっと織姫と彦星も喜んでいますね。
 うむ。今夜はさぞかし激しいだろうな。
 は、はげし…っ!? も、もうご主人さま、今のはちょっと無粋ですよう……。
 んん? 棗は今どんな想像をしたんだ? ご主人さまに言ってみ。
 あうっ。……ご主人さま、ヒドいです……。


 しょんぼりと俯いてしまった。


 ははは、ごめんごめん。棗はついいじめたくなっちゃうんだよなぁ。


 手ごろな位置にあるので、頭をなでなでと撫でてやる。


 ふあ…。……えへへ、くすぐったいです。


 嬉しそうな顔をした棗ちゃんが、俺と一緒に夜空を見上げる。


 ……棗がこの屋敷にメイドとしてやって来てから、少し経ったな。どうだ?
 はい、まだまだ未熟者ですけど、このお屋敷には素晴らしい先輩達が居ますから、日々学ばせてもらっています。
 御剣先輩たちと肩を並べられるアナザー・ワンになれるよう、メイドの仕事、そして剣技と練磨していこうと思っています。
 そうか。頑張れよ、棗。
 はいっ。……はやくわたしも、ご主人さまを護れるメイドになりたいですから……。
 ん? 何か言ったか、棗?
 いっ、いいえっ、何でもないですっ! えと、ご主人さまは短冊に何をお書きになられたんですかっ?
 ん、俺? 俺はこれだよ。


 「早く一人前の主人になれますように 槇人」


 あ……さすがご主人さまです、ご立派です。
 ま、神頼みだけじゃ駄目なのは判ってるけどね。で、棗は何を書いたんだ?
 あ、はい。えと……これです。


 「屋敷の皆さんが無病息災でありますように 棗」


 うーん、さすが棗。他のメンバーと違って優しいよなぁ。
 あはは……そんなこと言ったら皆さんに失礼ですよ、ご主人さま。
 はは、そうだな。……とりあえず、これからもよろしくな、棗。
 はい、ご主人さま。……あ、御剣先輩たちが出てこられましたよ。
 お、ホントだ。それじゃ俺、咲耶たちを呼びに行ってくるよ。
 はい、ご主人さま。


 ………………。


 ……ゴメンなさい、ご主人さま。実はわたし、もう一つ短冊を結んであるんです。
 ……こんなこと願うなんて、メイドとして失格なのかなぁ……。
 で、でもご主人さまとはもっとお話したいし…。お、思い切って、「もう少し」のほうを消しちゃおうかな……。
 おーーい棗ー、こっち来いよ、星がすごく綺麗だぞーー。
 ひゃあぁっ!? わわ、分かりました、すぐに参りますぅーー!

 棗ちゃんが慌てて駆けてくる。
 その後ろで、笹竹に結ばれた短冊が涼風に揺れていた。



「ご主人さまと、もっともう少し親しくなれますように 棗」





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